『竜神大吊橋』は、茨城県常陸太田市にある吊橋で、全長375m。
歩行者専用の橋としては、日本最大級の長さを誇ります。
そして『竜神峡鯉のぼりまつり』は、約1,000匹の鯉のぼりが、壮大に泳ぐ様子を見ることのできるイベントです。
そんな鯉のぼりまつりはいつ始まったの?由来は?どんな願いが込められている?など調べてみました。
場所
竜神大吊橋 | 〒313-0351 茨城県常陸太田市天下野町2133−6
連絡先:(株)水府振興公社 |
日時
「第32回竜神峡鯉のぼりまつり」
2023年4月29日(土・祝)~5月14日(日)に開催されます。
イベント情報
「竜神大吊橋」の入口すぐにある「竜神大吊橋第1駐車場」では、春の味覚の山菜と野菜を置く物産市や豪華賞品が当たる『おいでなんしょ!なんだっぺクイズ』、フォトコンテストなど、さまざまなイベントが行われます。さらにサプライズイベントも開催予定!
また、2023年5月5日(金・祝)のこどもの日は、小・中学生の渡橋料が無料になります。
期間中ずっと | 猿まわし(猿芸工房) |
4月29日(土・祝)・30日 | バルーンアート(大森佑樹)10:30~14:30 |
5月3日(水・祝)・4日(木・祝) | SCOI-水府鯉のぼりプロジェクト-(使わなくなった鯉のぼりでコイノボリバッグを作ろう!) 10:00~15:00 |
5月5日(金・祝)こどもの日 | 1)縁日&鯉のぼり絵描き体験 9:00~16:00 2)竜神大吊橋渡橋料無料(中学生以下対象) |
願い
鯉のぼりは、男の子の成長を祝って飾られ、『健やかな成長と立身出世を願う意味』が込められています。大空を悠々と泳ぐ鯉のぼりのように、大きく元気に育ってほしいという意味ですね。
また、鯉は丈夫な魚で、沼や池といった清流以外の場所にも適応し、生きていくことができます。
そんな鯉の性質から、鯉のように逆境にも負けず、難関を突破する強い人に成長してほしい、という願いも込められています。
そして、中国の故事『登竜門』が鯉のぼりの由来といわれています。日本では『鯉の滝登り』として知られているお話ですね。
中国の山奥に、「登り切ると竜になれる」という流れが速くて大きな『竜門』という滝があったそうです。多くの魚が竜になるため、この滝を登ろうとしましたが、登り切れる魚はいませんでした。
そんな中、立派に登り切った魚が、唯一、鯉だったのです。鯉は竜門を登り切ると、竜になって天へ昇っていきました。
普通の魚だった鯉が皇帝の象徴とも考えられている竜になるという話は、立身出世を想像させることから、鯉はお家発展や出世を願う人々にとって縁起物となり、鯉のぼりの誕生へとつながりました。
男の子が生まれるとのぼりを立てる武家の風習は、江戸時代中期になると、町人の間にも広まりました。
鯉のぼりは、中国の故事が由来なんですね! 「中国では鯉のぼりの風習はないのに、面白いな」と筆者は思いました。『クリスマスのケンタッキー』みたいな感じで、日本で独自に生み出した文化ということですよね。
「竜神峡鯉のぼりまつり」の歴史
竜神峡鯉のぼりは、平成元年に始まりました。
コロナ蔓延期間中は二年間開催されなかったので、2023年の今年は32回目の開催となります。
始まった経緯については、詳しい記録が残っていないそうです。
記録が残っていないということで、筆者が勝手に推測してみることにしました!
もともと、竜が棲んでいたという伝説が残る『竜神峡』。
中国の故事『登竜門』からヒントを得て、「ここに鯉のぼりを泳がせたら、良い観光スポットになるのでは?!」ということになったのではないでしょうか?
(※あくまでも、筆者の勝手な妄想です!!)
まとめ
『第32回竜神峡鯉のぼりまつり』は、2023年4月29日(土・祝)~5月14日(日)に茨城県常陸太田市にある、竜神大吊橋にて開催されます。
期間中は、猿まわしや縁日が開催されたり楽しいイベントが盛り沢山です。5月5日の子供の日は、小・中学生の渡橋料が無料になります。
鯉のぼりは、中国の故事『登竜門』が由来となって、「鯉のように丈夫に立派に育って欲しい」と作られた、日本独自の文化です。
竜神峡鯉のぼりまつりの歴史につきましては、詳しい記録は残っていないそうです。
お子さんの健やかな成長を願って、是非悠々と泳ぐ鯉のぼりを見に行ってみてください♪
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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